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希望の岬?


中東情勢混乱の様子が盛んに報道されていますが、徐々にその影響が私たちにも及び始めています。

豪華客船として名高い「飛鳥Ⅱ」を運航する郵船クルーズが、同船の世界一周クルーズ(4月出発)の航路を、スエズ運河経由から南アフリカ喜望峰経由でヨーロッパに向かうルートに変更すると、今月21日に発表しました。

同社は、エジプトやリビアをはじめとする中東・北アフリカの政情不安や海賊活動の激化などを受けて、安全確保を最優先した結果としています。

この決定により、飛鳥Ⅱは寄港地や航行スケジュールの変更を余儀なくなされますが、同船はクルーズ目的ですので、その影響は限定的です。

しかし、輸出入の大半を
海上輸送に頼る我が国にとって、スエズ運河の航行確保は大問題なのです。

具体的には、同運河はヨーロッパへの自動車輸出航路であり定期コンテナ航路であり、日本で使用される原油の5%程度が同航路を通って届く状況であり、日本経済の
大動脈ともいえる存在なのです。

現在のところ、海運大手3社(日本郵船・商船三井・川崎汽船)はスエズ運河航路を維持する方針ですが、今後の情勢によって日本の大型タンカーがスエズ運河を航行出来なく可能性もあります。

スエズ運河はエジプト政府が管理する紅海と地中海をつなぐ全長約200kmの運河で、アジアとヨーロッパを結ぶ海の近道です。

ロンドンから横浜に向かう航路の場合、南アフリカ喜望峰を経由するルートに比べて、航行距離が5分の1(約6500km)程度短縮できます。

仮にタンカーが20ノットで航行すると仮定すると、10日前後の航程短縮になるのですが、1日数百万円とも言われる大型タンカーの運航経費を考えると、その経済的メリットは計りしれません。

≪スエズ運河が完全に通れなくなった場合のコスト増試算≫

:大型タンカーの運航経費を平均300万円/日と仮定

:喜望峰経由で余分にかかる航程を10日と仮定

:スエズ運河を利用している日本の大型タンカーは延べ約2000隻/年

A(300万円)×B(10日)×C(2000隻)=60,000,000,000円私たち国民には事の成り行きを見守ることしかできませんが、海に生かされている日本人としては、忘れてはならない「海の国事情」です。


海守より
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密航 2010


海上保安庁は、今月4日までに2010年の密航取り締まり状況をまとめて発表しました。

それによると、摘発された船舶を用いた不法出入国事件は4件(昨年比1減)で不法入国者は10人(昨年比1減)、不法出国者は12人(8人増)でした。

これまでの密航は、コンテナ等を利用した数十人単位の集団密航が主流でしたが近年では、高速小型船を利用したり、船員の手引きで貨物船内に潜伏するなどの手法が目立ち、手口の小口化・巧妙化が顕著になっているようです。

また、空港での入国審査が厳しくなっていることから、密航ブローカーなどに依頼して、小型船舶による人目の少ない地方港での不法入国を繰り返すケースが増えています。

海上保安庁では「不法出入国を水際で阻止するため、巡視船艇や航空機の哨戒や外国船舶への立ち入り検査だけでなく、国内外の警察などと連携を密にし、海事・漁業関係者や地元住民などから情報の提供を受けて、官民
一体の取り締まり体制を強化する必要がある」としています。

前述のとおり密航が小口化する現状においては、その取り締まりは難航し摘発に至るのは極一部とも言われています。世界7番目を誇る34,000kmにも及ぶ我が国の海岸線では、まさに密航者との情報戦が繰り広げられているのです。

海守会員の皆様には、海守の主要活動の一つである海上保安庁への情報提供の重要性を改めてご認識いただき、怪しい話や状況を見聞きした際は、躊躇なく118番への通報をお願いします。

※なお、118番通報の際は、海守会員であることを申し添えていただけると事後の状況確認等に有効です。


海守より



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